【ACF】Advanced Custom Fieldsの無料版で複製機能を使う方法
Advanced Custom Fields(ACF)はWordPressのプラグインでカスタムフィールドを作成することが出来ます。
多くのカスタムフィールドが用意されていて、さまざまな表示条件でカスタムフィールドを表示非表示することが出来る人気プラグインです。
その中でも特に重宝されるのが繰り返しフィールドです。
これはカスタムフィールドをボタンひとつで何個でも複製することが出来る便利な機能です。
しかし、この便利な繰り返しフィールドはAdvanced Custom Fields(ACF)のPRO版、つまり有料版でないと使うことが出来ません。
そこで何とかしてこの便利な繰り返しフィールドに似せたことを無料版で出来ないか考えて実装する方法をご紹介したいと思います。
ACF無料版で繰り返しフィールドは使える?
まずはじめに、Advanced Custom Fields(ACF)の無料版で繰り返しフィールドは使うことは出来ません。
いろいろ調べましたが、繰り返しフィールドはPRO版限定の機能なのでこれを無料版で使うことはやはりできないようです。
当然といえば当然ですよね。これはPRO版限定の機能なので無料版で使えてしまったらPRO版である意味がありません。(※繰り返しフィールドだけがPRO版限定の機能ではありませんが)
ACF無料版で複製機能を使う方法
そこで少し工夫をして擬似的に繰り返しフィールドの複製機能もどきを実装してみます。
繰り返しフィールドのメリットの一つに管理画面がスッキリするというものがあります。
繰り返しフィールドを使わないとカスタムフィールドが煩雑にずらっと並んで使い勝手の悪い管理画面になってしまいますね。
「管理画面に不必要なフィールドが並ばない」という繰り返しフィールド特有のメリットを無料版で再現してみます。
それを実装するためにAdvanced Custom Fields(ACF)の各フィールドに設定出来る条件判定を使います。
条件判定のチェックを有効にするとこのカスタムフィールドを表示する条件を設定することが出来るようになります。
ここからは具体的なフィールド名を例に出して手順をご紹介します。
カスタムフィールドのフィールドタイプがテキスト、ラベルとフィールド名を「名前1/name1」「名前2/name2」「名前3/name3」。このように3個設定します。
このカスタムフィールドを管理画面に表示すると以下のようになります。
このようにカスタムフィールドが煩雑にずらっと並んでしまいます。
そこで先ほど名前が挙がった条件判定で2個目以降のフィールドの表示条件を設定してきます。
「名前2」のカスタムフィールドが表示される条件に「名前1」に「任意の値あり」と設定します。
これで「名前2」は「名前1」に入力があった場合だけ表示されるようになります。
そして、同じように「名前3」のカスタムフィールドが表示される条件を「名前2」が入力されたらという条件を設定します。
今回の例ではフィールドが3つなのでここまでですが、フィールドの数だけこのように前のフィールドが入力されたらこのフィールドを表示するという条件を設定してきます。
この設定をするだけで管理画面はスッキリしますね。
まとめ
いかがでしたか?
Advanced Custom Fields(ACF)の無料版では繰り返しフィールドは使うことは出来ませんが、擬似的に繰り返しフィールドのような挙動は再現することが出来ます。
無料版しか使うことが出来ない場合は、是非この方法を取り入れてみて下さい。
他にはSmart Custom FieldsやCustom Field Suiteなど繰り返しフィールドを無料で使うことが出来るプラグインも存在しています。
代替的にこれらを使うこともひとつの方法ですね。