【WordPress】管理画面の投稿一覧ページに投稿IDを表示する方法
こんにちは、岐阜・名古屋を拠点に全国各地からご依頼いただくWEBサイトを制作しているフリーランスエンジニアの寺井です。
WordPressで投稿した記事にはひとつひとつ投稿IDが設定されます。管理画面で投稿IDを調べる方法はアドレスバーの部分を確認する方法があります。しかしその場合、一回一回編集画面を表示する必要があります。
そこで今回はWordPressの記事の投稿IDを管理画面の投稿一覧ページに表示する方法を解説したいと思います。
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投稿IDを確認する方法
まずはWordPressをインストールしたばかりの状態の時、投稿IDを確認する方法から解説したいと思います。
アドレスバーから確認する
投稿IDは各記事の記事編集ページのアドレスバーの部分に記載されます。そのため調べたい投稿記事の記事編集ページを表示する事で調べる事が出来ます。
以下の●●●の部分になります。
/wp-admin/post.php?post=●●●&action=edit
ただし、投稿IDが確認出来るのは「投稿」や「下書き」など何かしら記事を保存したものに限られます。新規で書き始めた時点ではアドレスバーの部分を確認しても投稿IDは設定されていません。新規で記事を作成している段階ではアドレスバーには以下のように表示されています。
※▲▲▲部分には投稿タイプ名が入ります
/wp-admin/post-new.php?post_type=▲▲▲
プラグインを使用する方法
プラグインを使う事で管理画面の投稿一覧ページに投稿IDを表示する事が出来ます。同様の機能を持つプラグインは複数存在するので今回は「Show IDs by DraftPress」「Simply Show IDs」の2つを紹介したいと思います。
「Show IDs by DraftPress」を使用する
ひとつ目のプラグインは「Show IDs by DraftPress」です。
WordPressの管理画面から以下の手順でインストールします。
- サイドバーの「プラグイン」→「新規追加」をクリックする
- 検索部分に「Show IDs by DraftPress」と入力する
- 検索結果に表示される「Show IDs by DraftPress」をインストール
- 有効化する

「Show IDs by DraftPress」は設定の必要はありません。「Show IDs by DraftPress」をインストールし、有効化するだけで投稿の一覧画面に「ID」という項目が追加され、各記事のID番号が表示されるようになります。

「Catch IDs」を使用する
WordPressの投稿一覧ページに投稿IDを表示するもう一つのプラグインは「Catch IDs」です。
このプラグインのインストール方法も先ほどの「Show IDs by DraftPress」と同じ手順でインストールする事が出来ます。
- サイドバーの「プラグイン」→「新規追加」をクリックする
- 検索部分に「Show IDs by DraftPress」と入力する
- 検索結果に表示される「Show IDs by DraftPress」をインストール
- 有効化する

「Catch IDs」はどの投稿一覧ページにIDを表示するかを設定する事が出来ます。「Catch IDs」をインストールするとサイドバーに「Catch IDs」という項目が追加されます。
ここをクリックして設定ページに移動するとどの投稿一覧ページにIDを表示するかを選択する事が出来ます。

項目名 | 反映場所 |
---|---|
Post | 投稿 |
Page | 固定ページ |
Works Blog | カスタム投稿 ※スクリーンショットのサイトのカスタム投稿名 |
Media | メディア |
Categories | カテゴリ、タクソノミー |
Users | ユーザー |
Comments | コメント |

「Catch IDs」は一番先頭の位置にIDの項目が追加されます。
特にIDを追加したくない項目が無ければ、設定する必要はありません。インストールした状態は全ての項目にチェックが入っています。
functions.phpに記載する方法
続いてはプラグインを使わず、functions.phpに関数を追加して一覧画面に投稿IDを追加する方法を解説します。
それではまずはソースコードから。
add_filter('manage_posts_columns', 'posts_columns_id', 5);
add_action('manage_posts_custom_column', 'posts_custom_id_columns', 5, 2);
add_filter('manage_pages_columns', 'posts_columns_id', 5);
add_action('manage_pages_custom_column', 'posts_custom_id_columns', 5, 2);
function posts_columns_id($defaults){
$defaults['wps_post_id'] = __('ID');
return $defaults;
}
function posts_custom_id_columns($column_name, $id){
if($column_name === 'wps_post_id'){
echo $id;
}
}
上記のソースコードをfunctions.phpに追加するだけです。以下のように投稿一覧ページにIDの項目が追加されます。

まとめ
WordPress管理画面の投稿一覧ページに投稿IDを表示させる方法をご紹介しました。
投稿一覧ページにIDの項目を追加しないとIDを確認するのが意外と手間になります。ちょっとしたカスタマイズですが、WordPressでの記事作成の効率がアップすると思うので是非今回ご紹介したどれかの方法で追加してみてはいかがでしょうか。